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セラミック

白い歯「ハイブリッドセラミック」の保険適用はいつから?条件と選び方のポイント​

▼目次

1. 保険の白い歯「ハイブリッドセラミック」の保険適用はいつから?

2. ハイブリッドセラミックが保険適用となる条件

3. 他の材料とハイブリッドセラミックの比較と選び方のポイント

4.西新宿の歯医者 新宿ウエストゲート歯科の白い歯の被せ物(保険診療で白い歯に)

まとめ

 
むし歯や歯が欠けたときなど、治療が必要な場面では、白くて目立ちにくい素材を選びたいと希望される方は少なくありません。その中でも「ハイブリッドセラミック」は、自然な見た目と機能性を兼ね備えた材料として注目されています。

 

かつては自費診療が基本でしたが、近年では一定の条件を満たすことで保険適用が可能になってきました。今回は、ハイブリッドセラミックが保険適用となった時期や、その条件、素材選びのポイントまでを詳しく解説します。

 

1.保険の白い歯「ハイブリッドセラミック」の保険適用はいつから?

ハイブリットセラミックとは、セラミックとレジン(樹脂)を組み合わせた素材です。これを用いた「CAD/CAM冠(キャドカムかん)」は、これまで段階的に保険適用の範囲が広がってきました。以下に、CAD/CAM冠が保険適用になったこれまでの流れを解説します。

①2014年に小臼歯から保険適用がスタート

CAD/CAM冠は、2014年4月から上下の小臼歯(前から数えて4番目と5番目の歯)に対して保険適用が開始されました。

②2020年、条件付きで第一大臼歯(6番目)へ適用拡大

次の大きな改定は2020年。上下6番目の第一大臼歯に対しても、一定の条件を満たせばCAD/CAM冠の使用が保険で認められるようになりました。これにより、奥歯での白い被せ物の需要が高まりました。

③2022年には部分的な歯の修復にも保険適用が拡大

2022年4月にはこれまで全部被せるクラウンが中心だったCAD/CAM冠に加え、一部のみを覆う「CAD/CAMインレー(詰め物)」にも保険適用が拡大されました。

④2024年6月の改定でさらに奥歯にも適用が拡大

最新の2024年6月の診療報酬改定では、7番目の第二大臼歯と、8番目の第三大臼歯(親知らず)にまで対象が拡大されました。これも条件付きではあるものの、さらに多くの部位で白い歯を選べるようになっています。


最新の改定によって、これまで自費でしか対応できなかったケースにも、保険適用の可能性が広がっています。まずは自身の状態が対象となるか、歯科医師への相談をおすすめします。

 
 

2.ハイブリッドセラミックが保険適用となる条件

 
ハイブリッドセラミックを使用したCAD/CAM冠やインレーは、2024年6月の診療報酬改定により対象が拡大された一方で、保険適用には一定の制約がある点に注意が必要です。以下に、ハイブリットセラミックが保険適用される条件を解説します。

①咬合状態に問題がないこと

歯ぎしりや強い食いしばりの習慣がある方は、ハイブリッドセラミックの耐久性に影響を与えることがあるため、適応が難しい場合があります。また、顎関節症や噛み合わせにズレがある場合も、素材破損のリスクから適用が見送られるケースがあります。

②隣接する歯に特殊な構造の補綴物が入っていないこと

隣の歯にインプラントなどの特殊な構造の補綴物が装着されている場合、それが噛み合わせや歯の形に影響し、CAD/CAM冠の適用が難しくなることがあります。こうした場合には、別の治療法が選択されることもあります。

③適用できる歯科医院に限りがある

CAD/CAMによる被せ物・詰め物の保険診療を行うには、国が定めた施設基準(専用機器の導入や管理体制など)を満たした歯科医院である必要があります。すべての歯科医院で対応できるわけではないため、事前に確認が必要です。


2024年6月の改定により、ハイブリッドセラミックの保険適用は大きく前進しましたが、使用には口腔内の状態や治療計画に沿った明確な条件があります。希望される方は、まずは保険適用の可否について歯科医院での診査を受けることが大切です。  
 

 

 

3.他の材料とハイブリッドセラミックの比較と選び方のポイント

むし歯治療で使われる詰め物や被せ物にはさまざまな素材があり、それぞれに特性と適した用途があります。以下に、ハイブリットセラミックと他の素材との違いや選び方のポイントを解説します。

①銀歯との比較

銀歯は耐久性に優れており、保険診療でも広く用いられていますが、金属色が目立ちやすく、見た目の点では気になる方も少なくありません。また金属アレルギーのリスクも指摘されています。一方、ハイブリッドセラミックは白くて自然な見た目で、金属を含まないためアレルギーの心配も少ない素材です。

②オールセラミックとの比較

オールセラミックは、すべてがセラミックで構成されているため、透明感や色調が非常に美しく、前歯など審美性を重視する場面に適しています。ただし、自費診療で高額になる点がデメリットです。ハイブリッドセラミックは、保険適用であるため費用を抑えつつ、自然な見た目を再現できるのが特徴です。

③ジルコニアとの比較

セラミックの一種であるジルコニアは、非常に硬く耐久性に優れる素材で、噛む力が強い奥歯に適しています。見た目はやや白っぽく不自然に見えることもあります。費用面でも自費扱いとなるのが一般的です。ハイブリッドセラミックは、ジルコニアより審美性が高く、保険で使用できる可能性があるのが大きな違いです。

④選び方のポイント

素材を選ぶ際には「どの歯に使うか(前歯か奥歯か)」「見た目を重視したいか」「予算はどの程度か」を軸に考えると選びやすくなります。たとえば、奥歯で見た目よりも強度を重視するならジルコニアや銀歯、前歯で自然な見た目を求めるならオールセラミック、機能性とコストのバランスを求めるならハイブリッドセラミックが候補となるでしょう。


素材ごとの特徴を把握したうえで、自分の口腔内の状態や希望に合わせて、歯科医師とよく相談しながら選択することが重要です。  
 

 

 

4. 西新宿の歯医者 新宿ウエストゲート歯科の白い歯の被せ物(保険診療で白い歯に)

西新宿の歯医者・新宿ウエストゲート歯科では、「保険診療でも、できるだけ見た目に配慮した治療を受けたい」という患者さんの声にお応えし、白い被せ物であるCAD/CAM冠に対応しています。
 

以前は白い被せ物=自費診療という印象が一般的でしたが、近年では保険適用の条件が大幅に緩和され、標準的な28本の歯が揃っていれば前歯・奥歯を問わず保険診療での対応が可能になりました。
 

【西新宿の歯医者 新宿ウエストゲート歯科の保険でできる白い歯の被せ物】

 

①保険適用で対応できるCAD/CAMを活用した白い歯の被せ物

保険で使用されるCAD/CAM冠は、セラミックとレジンを組み合わせたハイブリッド素材です。白く自然な見た目を目指し、周囲の歯とのなじみやすさが特徴です。当院では、色味や形状にも配慮し、笑ったときにも被せ物として目立ちにくい自然な仕上がりを目指しています。  

②金属を使わない素材でアレルギーにも配慮

CAD/CAM冠はメタルフリー素材のため、金属アレルギーのリスクが少なく、歯ぐきの黒ずみが起こりにくい点も特徴です。金属を使用しない治療をご希望の方にもお選びいただけます。  

③丁寧なカウンセリングで最適な治療をご提案

CAD/CAM冠の保険適用にはいくつかの条件があり、歯科医院で正確な診断が不可欠です。当院では、事前のカウンセリングと口腔内検査を通して、保険適用が可能かを慎重に見極めたうえで、患者さんにとって適した治療法をご提案します。  

④セラミック治療の選択肢

CAD/CAM冠の保険適用外となる場合や、見た目・耐久性をより重視したい方には、セラミッククラウンなどの自由診療の選択肢もご案内可能です。費用・審美性・機能性の違いを丁寧に説明し、納得のいく選択ができるようサポートいたします。  

新宿ウエストゲート歯科では、保険診療でできることを最大限に活かしつつ、自然な見た目・機能性・将来の健康を考慮した治療をご提案しています。「保険で白い歯にしたい」「CADCAM冠に興味がある」という方はご相談ください。  

 

まとめ

ハイブリッドセラミックは、2014年から保険適用が開始され、条件付きながら奥歯にも使用できるようになってきました。適用条件には歯の位置や噛み合わせ、施設基準などが関係するため、事前の診察と説明が不可欠です。
新宿区西新宿でハイブリットセラミックに興味がある方は、新宿ウエストゲート歯科までご相談ください。

 


監修
 新宿ウエストゲート歯科
院長・歯科医師 唐澤 一豊


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