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歯ぎしりで歯が削れる原因とは?ボトックス治療で改善する方法

▼目次

1. 歯ぎしりで歯が削れるのはなぜ?主な原因とメカニズム

2. 歯ぎしりによる症状と放置した場合のリスク

3. ボトックス治療で歯ぎしりはどう改善できる?仕組みと注意点

4. 西新宿の歯医者 新宿ウエストゲート歯科のボトックス治療

まとめ

 
眠っているあいだや集中しているとき、無意識に歯を強くこすり合わせてしまう「歯ぎしり」。放置すると歯がすり減るだけでなく、顎や頭の痛みなどにもつながることがあります。今回は、歯ぎしりで歯が削れる原因やその仕組み、放置した際のリスクについて、西新宿の歯医者 新宿ウエストゲート歯科が解説します。

 

1. 歯ぎしりで歯が削れるのはなぜ?主な原因とメカニズム

歯ぎしりは「ブラキシズム」と呼ばれ、睡眠中や無意識のうちに強い力で歯をこすり合わせる癖のことを指します。ここでは、歯が削れてしまう主な原因とそのメカニズムについて解説します。


①ストレスによる筋肉の緊張

精神的なストレスが高まると、体が無意識に緊張しやすくなります。特に顎の筋肉がこわばることで、眠っている間に歯ぎしりが起こるケースが多くみられます。

➁噛み合わせのバランスの乱れ

歯並びや噛み合わせが不均等な場合、噛む力が一部の歯に集中します。その結果、過剰な摩耗や欠けが生じやすくなります。矯正治療や被せ物の調整が必要になることもあります。

③習慣的な力の入れ方

日中に歯を食いしばる癖があると、顎の筋肉が過剰に発達し、夜間にも無意識に歯ぎしりをしてしまうことがあります。これを「覚醒時ブラキシズム」と呼びます。

④睡眠中の呼吸状態の影響

いびきや睡眠時無呼吸症候群など、呼吸が乱れる状態があると、体が呼吸を再開しようとして顎の筋肉を動かすことがあり、歯ぎしりが起こる場合があります。

⑤遺伝や体質的要因

家族の中で歯ぎしりをしている人が多い場合、遺伝的な要素が関係していると考えられています。筋肉の緊張しやすさや神経の反応の仕方が似ているためといわれます。 歯ぎしりによる摩耗は一度進むと元には戻らないため、早めの対応が大切です。


 
 

2. 歯ぎしりによる症状と放置した場合のリスク

 
歯ぎしりをそのままにしておくと、歯や顎、全身にさまざまな影響が出ることがあります。ここでは代表的な症状と放置によるリスクを説明します。

➀歯のすり減り・欠け

強い摩擦が続くことで、歯の表面のエナメル質が削られ、歯が短く見えるようになります。場合によっては欠けたり、象牙質が露出してしみる症状が出ることもあります。

➁顎関節や筋肉の痛み

歯ぎしりによって顎の筋肉や関節に過度な負担がかかると、あごのだるさや痛みが生じることがあります。朝起きたときに顎の疲れを感じる場合は要注意です。

③歯の根や歯ぐきへの影響

強い力が繰り返しかかることで、歯の根の部分が損傷したり、歯ぐきが下がることがあります。これにより歯の動揺が進むこともあります。

④被せ物・詰め物の破損

歯ぎしりの力は想像以上に強く、人工の素材で作られた被せ物や詰め物が割れてしまうケースもあります。結果として再治療が必要になることもあります。

⑤頭痛や肩こりなどの全身症状

顎の筋肉がこわばることで、周囲の筋肉にも緊張が広がり、頭痛や肩こりなどを引き起こすことがあります。 歯ぎしりは単なる癖と見過ごされがちですが、長期的には歯の寿命を縮める原因にもなります。早めに原因を把握し、対策を行うことが重要です。


 
 

 

 

3. ボトックス治療で歯ぎしりはどう改善できる?仕組みと注意点

歯ぎしりの改善方法のひとつとして、最近注目されているのが「ボトックス治療」です。筋肉の過剰な動きを抑えることで、歯を強くこすり合わせる力を和らげることが報告されています。ここではその仕組みや注意点について説明します。

①ボトックス治療の基本的な仕組み

ボトックスとは、筋肉を一時的に緩める働きを持つ成分を使用した治療法です。歯ぎしりの場合、主に「咬筋(こうきん)」と呼ばれる頬の筋肉に注射します。筋肉の過剰な動きを抑えることで、歯を強くこすり合わせる力が弱まり、歯や顎への負担を減らす効果が期待できます。

➁治療の流れ

治療は歯医者で行われ、施術時間は数分程度です。注射後は1~2週間ほどで効果があらわれ、3~6か月程度持続します。その後は必要に応じて再施術を行うことがあります。

③ボトックス治療のメリット

歯や顎への負担を軽減できる点がメリットです。また、筋肉の緊張が緩むことで、エラの張りが目立ちにくくなる場合もあります。噛む力そのものを完全に失うわけではないため、日常生活に支障が出ることはほとんどないとされています。

④注意点と副作用の可能性

まれに注射部位の腫れや違和感を感じる場合があります。また、一時的に噛む力が弱くなったように感じることもあります。これらの症状は多くの場合一過性ですが、気になる場合は施術を受けた歯医者に相談することが大切です。 ボトックス治療は歯ぎしりの根本原因を取り除くものではありませんが、症状を軽減し、歯や顎を守る有効な手段のひとつといえます。


 
 

 

 

4. 西新宿の歯医者 新宿ウエストゲート歯科のボトックス治療

西新宿の歯医者 新宿ウエストゲート歯科では以下の治療を行っています。  

<ボトックス治療の対象症状>

 

➀歯ぎしり

ボトックス治療の費用は、両側の咬筋への注射で、初回33,000円(税込)となります。 継続的に処置が必要となり、2回目以降は22,000円(税込)となります。 効果の程度による保証は致しかねますのでご了承ください。全額医療費控除の対象となります。

➁人中短縮

鼻の下を短くする効果が期待されます。

➂ガミースマイル

笑うと歯茎が大きく露出し笑顔に審美障害が発生しているのを防ぎます。

➃梅干し顎

顎のしわの改善が期待されます。

 

<新宿ウエストゲート歯科の歯ぎしり・食いしばり治療法>

 

➀就寝中の歯の保護にナイトガードを作成

就寝中の歯ぎしりや、噛み締めから歯を守るために、「ナイトガード」という、夜にはめるマウスピースを装着し物理的に保護する方法があります。 健康保険で対応できます。

➁ボトックス注射

強く噛む原因とされる咬筋の力を化学的に弱めて上げる方法です。 それをボツリヌストキシン療法、いわゆる商品名で知られるボトックス療法です。 美容外科ではエラボトックスと言われアゴのエラ部分を小さくします。 効果がある程度高いのですが保険外診療となります。ただし、歯科では歯ぎしり治療で行うため医療費控除の対象となります。

 

まとめ

歯ぎしりによって歯が削れる主な原因は、ストレスや噛み合わせの乱れ、筋肉の緊張などが関係しています。放置すると歯の摩耗や顎の痛み、頭痛などを引き起こすこともあるため、早めの対策が重要です。ボトックス治療は、筋肉の動きを抑えることで歯ぎしりの力を和らげる方法として注目されています。歯ぎしりによる歯の削れや顎の疲れでお悩みの方は、西新宿の歯医者 新宿ウエストゲート歯科までお問い合わせください。

 


監修
 新宿ウエストゲート歯科
院長・歯科医師 唐澤 一豊


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