WEB予約はこちら
03-3343-8640
医院へのアクセス

予防歯科症例

【予防歯科症例】30代 男性「着色汚れ・口臭が気になる」全顎のパウダークリーニング

治療内容 全顎のパウダークリーニング
年齢 30代
性別 男性
期間 1回
(施術時間約45分)
費用(税込) 5,500円
(保険診療のメインテナンス終了後)
リスク・副作用 ・知覚過敏などにより施術中に一時的にしみたり刺激を感じることがある

・歯ぐきに一時的な赤みや出血が生じることがある

1. 患者さんのご紹介(主訴・お悩み)

当院のホームページをご覧になり、来院された30代の男性患者さんです。

「歯の表面に付着した茶渋やたばこのヤニなどの着色汚れが気になるため、歯全体をきれいにしたい」とのご希望がありました。

また、歯ぐきからの出血や口臭も気にされていたため、着色汚れの除去とお口の健康維持を目的とした予防ケアを希望されました。

 

2. ご来院時の状態と診断

お口の中を確認したところ、外部性色素沈着によるステインの付着が認められ、軽度の歯周病もみられました。そこで、染め出しを行って汚れの付着状況を確認したうえで、クリーニングを実施する計画としました。

口臭にはさまざまな原因がありますが、お口の中では歯垢やバイオフィルム、舌の汚れ、歯周病などが関係する場合があります。特に歯と歯の間は歯ブラシだけでは清掃しにくく、汚れが残りやすい部分です。そのため、口臭予防を考える際には、目に見える着色汚れだけでなく、歯間部を含めてお口の中を清潔に保つことが大切です。

また、たばこも口臭に関係する要因のひとつです。たばこの煙に含まれる成分によるにおいが口腔内に残ることに加え、喫煙によって唾液の分泌が低下してお口が乾燥すると、口臭が生じやすい環境につながることがあります。

さらに注意したいのが、喫煙と歯周病の関係です。喫煙は歯周病のリスクを高める要因として知られており、歯周組織に影響を与えます。歯周病が進行すると、歯と歯ぐきの境目などに細菌が増え、その細菌がつくるにおいの成分によって口臭につながることがあります。

つまり一般論として、たばこそのものによるにおいだけでなく、喫煙による口腔内環境への影響から歯周病のリスクが高まり、歯周病に伴う口臭が生じるという経路も考えられます。

なお、この患者さんの口臭の原因が喫煙や歯周病だけにあったと断定するものではありません。口臭には複数の原因が関係することがあるため、お口の状態を確認しながら原因となり得る部分に対応することが重要です。

【コラム】外部性色素沈着とは

飲食物やたばこなどに由来する色素が歯の表面に付着した状態です。ステインとも呼ばれます。歯そのものの色とは異なり、歯の表面に付着した汚れであることが特徴です。

【コラム】バイオフィルムとは

細菌などが集まって歯の表面につく膜状の汚れです。むし歯や歯周病に関係するため、日常のセルフケアと歯医者での定期的なケアを組み合わせて管理することが大切です。

 

3. 治療の流れ

①染め出し

まず染め出しを行い、歯の表面や歯と歯の間など、汚れが付着している部分を確認しました。染め出すことで、普段の歯磨きで汚れが残りやすい場所を把握しやすくなります。

②パウダークリーニング

専用の医療機器を使用し、細かなアミノ酸などのパウダー粒子と水を噴射して、歯の表面に付着したステインやバイオフィルムを除去しました。

パウダークリーニングは、茶渋やたばこのヤニなど、普段のブラッシングでは落としにくい着色汚れを除去する目的でも用いられます。また、歯間部などのバイオフィルムを取り除き、お口の中を清潔に保つことは、むし歯や歯周病、口臭の予防を考えるうえでも重要です。

 

③ポリッシング

クリーニング後はポリッシングを行いました。ポリッシングは、専用の器具を使って歯の表面を磨き、汚れを除去したり、歯面をなめらかに整えたりする処置です。

 

④フッ化物塗布

仕上げとしてフッ化物を塗布しました。フッ化物は、歯の再石灰化を促し、むし歯を予防する目的で使用されます。

 

4. 治療のポイント

①歯間部のバイオフィルムを除去

今回のクリーニングでは、歯の表面の着色だけではなく、歯間部のバイオフィルム除去も重視しました。口臭予防では、見た目の着色汚れを落とすことだけでなく、細菌が蓄積しやすい部分を清潔に保つことも重要です。特に歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくいため、デンタルフロスなどを併用することが大切です。

 

②セルフケアの状況も確認

クリーニングを行うだけではなく、毎食後にデンタルフロスを使用しているかについても確認しています。歯医者でクリーニングを受けても、その後の生活によって歯垢やバイオフィルムは再び付着します。そのため、定期的なケアに加えて、ご自宅で歯ブラシやデンタルフロスを使用し、汚れをためにくい状態を維持していくことが重要です。

 

③たばこと口臭の関係も考える

たばこは、それ自体のにおいだけでなく、口腔内環境への影響を通じて口臭に関係する場合があります。そのため口臭が気になる場合は、においだけでなく、歯垢やバイオフィルムの付着、歯ぐきの状態や歯周病の有無・進行状況も確認することが大切です。

 

5. 治療後・予後

口臭や歯周病の予防では、一度クリーニングを受けて終わりにするのではなく、定期的にお口の状態を確認することが重要です。

今回の患者さんには、予防の観点から月1回のケアを推奨しています。なお、定期的なケアの頻度はお口の状態によって異なりますが、3か月に1回程度をひとつの目安としてご案内しています。

特に、たばこによる着色が付着しやすい方や口臭が気になる方は、着色の除去だけではなく、歯と歯の間や歯ぐき周辺の汚れ、歯周病の状態なども含めて継続的に確認することが大切です。

当院では、染め出しによって汚れの付着状況を確認し、クリーニングを行うとともに、デンタルフロスなど日常のセルフケアについても確認しています。着色汚れや口臭が気になる方、歯周病を予防しながらお口の状態を定期的に管理したい方は、西新宿の歯医者 新宿ウエストゲート歯科へご相談ください。


監修
新宿ウエストゲート歯科
院長・歯科医師 唐澤 一豊


最近の記事
  1. 予防歯科では食習慣も大切?むし歯予防のために意識したい食べ方とタイミング

  2. 保険の白い歯はどのくらい削る?治療の手順と歯への影響について解説

  3. ボトックス治療で期待できる歯ぎしりへの効果とは?ナイトガードとどっちがおすすめ?