▼目次
1. 保険で入れた白い歯が割れる主な原因とは
2. 保険で入れた白い歯を割れた状態で放置するとどうなる？
3. 保険の白い歯が割れてしまった際の対処法
4. 西新宿の歯医者 新宿ウエストゲート歯科の白い歯の被せ物（保険診療で白い歯に）
保険で入れた白い歯は、金属に比べて自然な見た目で選ばれることの多い治療法です。しかし「白い歯が割れてしまった」という経験をされた方も少なくありません。割れてしまった場合、そのままにすると見た目だけでなく噛み合わせや健康にも影響を及ぼす可能性があります。
今回は、保険で入れた白い歯が割れる原因と、放置するとどうなるのか、さらに考えられる対処法について解説します。
1. 保険で入れた白い歯が割れる主な原因とは
保険適用で入れられる白い歯には、レジン（樹脂）やハイブリッドレジン（レジンとセラミックを混ぜ合わせたもの）といった材料が使われます。これらは金属のものに比べると自然な見た目を再現できますが、素材の性質から割れたり欠けたりすることがあります。考えられる主な原因を整理します。
①強い噛み合わせの力
日常の食事や歯ぎしりなどで強い力が加わると、レジンは欠けやすくなります。特に、奥歯は噛む力が大きいため、割れが生じやすい部分です。
②経年劣化による脆さ
レジンは時間とともに劣化し、水分や食べ物の影響で強度が落ちることがあります。数年使ううちに小さなひびが入り、そこから破損することがあります。
③硬い食べ物の影響
氷やナッツなど硬い食品を噛んだ際に、レジンが衝撃で割れることがあります。金属やセラミックに比べ、強い衝撃に弱い性質があります。
④噛み合わせの不具合
歯並びやかみ合わせに問題があると、一部の歯に過度な負担がかかり、割れる原因となります。治療後に違和感がある場合は、早めに調整が必要です。
⑤歯ぎしりや食いしばりの習慣
睡眠中や集中時に無意識で歯を強く噛みしめる習慣は、人工歯の破損リスクを高めます。マウスピースによる予防が検討されることもあります。
これらの原因は複合的に重なることもあり、割れの程度は人によって異なります。定期的な検診を受け、早めに兆候を見つけることが大切です。
2. 保険で入れた白い歯を割れた状態で放置するとどうなる？
白い歯が欠けたり割れたりしても、「少しの欠けなら大丈夫」と放置する方もいます。しかし、放置はさまざまなリスクを伴います。
①むし歯の再発
割れた部分から細菌が侵入し、詰め物の下でむし歯が進行する可能性があります。気づいたときには神経に達していることもあります。
②見た目の悪化
小さな欠けでも光の反射で目立つことがあり、特に前歯では審美性が損なわれます。欠けが大きくなると修復が難しくなることもあります。
③噛み合わせの不調
割れた部分が鋭く残ると、他の歯や歯ぐきを傷つける恐れがあります。また、噛み合わせのバランスが崩れることで顎の疲れや痛みに発展することもあります。
④破損の拡大
小さなひびや欠けを放置すると、次第に広がり、修復では対応できず作り直しが必要になる場合があります。
⑤周囲の歯や歯ぐきへの影響
欠けた部分に食べ物が詰まりやすくなり、炎症や歯周病のリスクを高めます。健康な歯にも悪影響を及ぼすことがあります。
このように、放置することでトラブルが大きくなる可能性が高まります。気づいたら早めに歯医者で相談することが重要です。
3. 保険の白い歯が割れてしまった際の対処法
白い歯が割れてしまった場合は、早めに歯医者で診察を受けて状態を確認することが重要です。割れ方や大きさによって、治療の方法は異なります。
①小さな欠けの場合
表面の一部が少し欠けただけなら、レジンで補修できることがあります。治療も短時間で済む可能性があります。
②中程度の破損
欠けが広がっている場合は、詰め直しや被せ直しが必要になることがあります。保険内で再度白い歯を作れる場合はありますが、強度を考慮すると自費診療の素材を提案されることもあります。
③大きな破損で神経に影響がある場合
歯の内部まで割れている場合は、神経の治療（根管治療）が必要になることがあります。その後、被せ物で歯を補強する流れになります。
④歯が残せない場合
割れが深く歯の根まで達していると、抜歯が避けられないこともあります。その際は、ブリッジや入れ歯、インプラントなどの選択肢が検討されます。
⑤再発予防のための対策
歯ぎしりや食いしばりが原因の場合は、就寝時のマウスピース使用が推奨されることがあります。また、定期的なチェックで早めに調整することも再発防止につながります。
このように、割れた場合の対処法は一律ではなく、歯の状態や生活習慣によって変わります。早めに歯医者を受診し、自分に合った治療方針を相談することが大切です。
4.西新宿の歯医者 新宿ウエストゲート歯科の白い歯の被せ物（保険診療で白い歯に）
西新宿の歯医者・新宿ウエストゲート歯科では、「保険診療でも、できるだけ見た目に配慮した治療を受けたい」という患者さんの声にお応えし、白い被せ物であるCAD/CAM冠に対応しています。
以前は白い被せ物＝自費診療という印象が一般的でしたが、近年では保険適用の条件が大幅に緩和され、標準的な28本の歯が揃っていれば前歯・奥歯を問わず保険診療での対応が可能になりました。
【西新宿の歯医者 新宿ウエストゲート歯科の保険でできる白い歯の被せ物】
①保険適用で対応できるCAD/CAMを活用した白い歯の被せ物
保険で使用されるCAD/CAM冠は、セラミックとレジンを組み合わせたハイブリッド素材です。白く自然な見た目を目指し、周囲の歯とのなじみやすさが特徴です。当院では、色味や形状にも配慮し、笑ったときにも被せ物として目立ちにくい自然な仕上がりを目指しています。
➁金属を使わない素材でアレルギーにも配慮
CAD/CAM冠はメタルフリー素材のため、金属アレルギーのリスクが少なく、歯ぐきの黒ずみが起こりにくい点も特徴です。金属を使用しない治療をご希望の方にもお選びいただけます。
➂丁寧なカウンセリングで最適な治療をご提案
CAD/CAM冠の保険適用にはいくつかの条件があり、歯科医院で正確な診断が不可欠です。当院では、事前のカウンセリングと口腔内検査を通して、保険適用が可能かを慎重に見極めたうえで、患者さんにとって適した治療法をご提案します。
④セラミック治療の選択肢
CAD/CAM冠の保険適用外となる場合や、見た目・耐久性をより重視したい方には、セラミッククラウンなどの自由診療の選択肢もご案内可能です。費用・審美性・機能性の違いを丁寧に説明し、納得のいく選択ができるようサポートいたします。
新宿ウエストゲート歯科では、保険診療でできることを最大限に活かしつつ、自然な見た目・機能性・将来の健康を考慮した治療をご提案しています。「保険で白い歯にしたい」「CADCAM冠に興味がある」という方はご相談ください。
まとめ
保険で入れた白い歯は見た目が自然で使いやすい一方、割れたり欠けたりすることがあります。原因としては、噛み合わせや経年劣化、歯ぎしりなどが挙げられ、放置するとむし歯の再発や噛み合わせの不調につながる可能性があります。破損の程度によって治療法は異なり、補修から被せ直し、場合によっては抜歯まで選択肢があります。割れた際は早めに歯医者を受診し、適切な処置を受けることが大切です。
新宿、西新宿周辺で保険で入れた白い歯のトラブルについてお悩みの方は新宿ウエストゲート歯科までお問い合わせください。
監修
新宿ウエストゲート歯科
院長・歯科医師 唐澤 一豊