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最近では、テレビやSNSの影響を受けて「歯を白くしたい」と考えるお子さんや、その願いを叶えてあげたいと思う親御さんが増えています。しかし、ホワイトニングは基本的に成人向けの処置であり、子どもに行う場合には年齢や発達段階に応じて注意が必要です。特に「何歳から始めてよいのか」「成長途中の歯に影響はないのか」など、不安や疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。今回は、子どものホワイトニングを検討する際の年齢の目安やリスク、年齢に合わせたケアの方法についてわかりやすく解説します。
1. ホワイトニングを受ける目安は何歳から?
ホワイトニングは基本的に成人向けの施術ですが、近年では子ども向けの処置を希望されるケースも見られるようになってきました。とはいえ、子どもの歯は大人と構造や発達段階が異なるため、適切な年齢や条件を知ることが大切です。
①永久歯が生え揃ってからが基本的な目安
ホワイトニングは通常、すべての永久歯が生え揃う12〜14歳頃以降が一つの目安とされています。これは、乳歯のエナメル質が薄く、薬剤の刺激に敏感なためです。
②歯科医師による診断を受けてから
ホワイトニングの適応は歯の状態や成長の具合によって異なるため、必ず歯科医師の診断を受けてから方針を決めることが大切です。
子どものホワイトニングは「何歳から可能」というわけではなく、成長や歯の状態をしっかり見極めたうえで慎重に判断する必要があります。
2. 子どものホワイトニングにおける注意点
成長期の歯は非常にデリケートであるため、大人と同じ感覚でホワイトニングを行うと、トラブルが起きるリスクも考えられます。以下のポイントに注意しましょう。
①薬剤による知覚過敏
ホワイトニング薬剤には過酸化水素などが含まれており、これが象牙質に影響を与えることで知覚過敏が起こることがあります。子どもの歯は特に敏感なため、薬剤の刺激に反応しやすい傾向があります。
②エナメル質の損傷リスク
発達途中の歯はエナメル質がまだ薄く、薬剤の濃度や使用頻度によってはダメージを受けやすい状態です。長期的な歯の健康に配慮し、必要以上の処置は避けましょう。
③成長に伴う変化
子どもは日々成長しており、口腔内の環境も常に変化しています。歯の色や形状も年齢とともに変わってくるため、ホワイトニングが「今、本当に必要なのか」を考えることも大切です。
④市販の製品は慎重に
ホワイトニング用の歯磨き粉やホームケア用品の中には、刺激の強い成分が含まれていることもあります。自己判断で使用せず、歯科医院で相談しましょう。
3. 年齢に応じたホワイトニングケアの選び方
子どもが歯の色を気にし始めたとき、「ホワイトニングをするかどうか」だけでなく、「どの方法を選ぶか」も大切なポイントです。年齢や歯の発達段階に応じて適切なケアを選びましょう。
①6歳~10歳:基本はクリーニングと正しいブラッシング習慣を
この年代はまだ乳歯または混合歯列です。歯科医院でのクリーニングや、着色を防ぐ正しいブラッシング方法の指導が中心となります。正しいケアを身に着けることで、着色予防につながります。
②11歳~14歳:軽度の着色に対する表面ケアを検討
永久歯が揃い始めるこの時期には、軽い着色が気になるケースもあります。歯科医院での専用ペーストを使ったポリッシング(研磨)など、表面をきれいにする処置が検討されます。
③15歳以上:医師の判断で低濃度のホワイトニングを検討できることも
この年代になるとエナメル質の成熟も進み、歯科医師の判断のもとで低濃度ホワイトニングが適用されることもあります。ただし、刺激の感じ方には個人差があるため、十分なカウンセリングのもとで進めることが重要です。
④大人と同じ処置を希望する場合は慎重に
高校生になると見た目を気にする子も増えてくるため、大人と同じ薬剤を使いたいと希望されることもあります。しかし、処置の方法や回数、使用濃度などは慎重に調整されるべきです。自己判断での使用は避けましょう。
⑤日常生活でできる自然な予防法も意識を
ホワイトニングに頼る前に、食生活の改善やお茶・ジュースの摂取後に水で口をゆすぐなど、日常でできる色素沈着予防を実践することも大切です。
4. 西新宿の歯医者 新宿ウエストゲート歯科のホワイトニング
西新宿の歯医者 新宿ウエストゲート歯科では、患者さんから「以前から歯の色味が気になっていた」「治療を通じて歯の色味も白くしてみたい」というお声を頂くことが多くあります。
ホワイトニングは1回の施術で終了というわけではなく、歯の健康を守るためのメンテナンスも大切です。
そのため、当院はお口の中の健康維持や美しさを支える一つの手段として、ホワイトニングの継続をご提案しています。
【新宿ウエストゲート歯科が提供するホワイトニング】
➀オフィスホワイトニング
当院で施術を行うホワイトニング方法です。
薬剤を塗布した後に光照射と薬剤の除去を行います。この流れを1セットとして3セット繰り返し行います。
初回の来院では、丁寧にカウンセリングを行いますので、歯の色味に悩みがある方やホワイトニング興味がある方は是非お気軽にご相談ください。
➁ホームホワイトニング
ご自宅で患者さんご自身に取り組んでいただくホワイトニング方法です。1日2時間ご自宅でマウスピースに薬剤を塗布し、歯に装着していただきます。
マウスピース矯正や歯ぎしり治療のためのマウスピースを既にお持ちの方は、ホワイトニングの薬剤のみのご購入も可能です。
➂デュアルホワイトニング
当院で施術を行う「オフィスホワイトニング」と、ご自宅で施術を行っていただく「ホームホワイトニング」の両方を行うプランです。
オフィスホワイトニングは、前歯16本が対象で、ホームホワイトニングはお好きな範囲で施術を行っていただきます。
ホワイトニングを通じて、すべての患者さんに美しくて白い歯で日々を過ごしていただきたいと考えています。
5. まとめ
子どものホワイトニングは、見た目だけでなく歯の健康にも深く関わる処置です。年齢の目安は12〜14歳頃からとされていますが、歯の成長段階や個々の状態を十分に確認する必要があります。薬剤による影響や知覚過敏などのリスクを避けるためにも、まずは歯科医師による診断を受け、必要であれば慎重に処置を行うことが大切です。
新宿、西新宿でホワイトニングについてお悩みの方は、新宿ウエストゲート歯科までお問い合わせください。
新宿ウエストゲート歯科
院長・歯科医師 唐澤 一豊