歯ぎしり・食いしばりから起こる症状とは？ボトックス治療の効果や注意点を解説

1. 歯ぎしり・食いしばりから起こる症状

2. 歯ぎしり・食いしばりにおけるボトックス治療のメリットと効果

3. 歯ぎしり・食いしばりにおけるボトックス治療の注意点と副作用

4. 西新宿の歯医者 新宿ウエストゲート歯科のボトックス治療

1. 歯ぎしり・食いしばりから起こる症状

歯ぎしりや食いしばりは、主に睡眠中や無意識のうちに起こる現象であり、以下のような症状を引き起こします。

①歯の摩耗や損傷

強い力で歯をこすり合わせることで、歯がすり減り、場合によっては亀裂や欠けが生じることがあります。

②顎関節症の発症

顎の筋肉や関節に過度な負荷がかかることで、痛みや口の開閉に支障をきたす「顎関節症」を引き起こすことがあります。

③筋肉の緊張と痛み

咬筋（顎を動かす筋肉）の過剰な緊張により、顎周りや顔全体に痛みが広がることがあります。

④頭痛や肩こり

顎や顔の筋肉が緊張することで、首や肩、頭部の筋肉にも影響が及び、頭痛や肩こりが慢性化する場合があります。

⑤睡眠の質の低下

夜間の歯ぎしりは睡眠を妨げ、日中の疲労感や集中力の低下を招くことがあります。

⑥知覚過敏が起こる

寝ている間や集中している間など無意識に歯ぎしりをしている場合、歯に強い力が加わり続け、歯と歯茎の境目がくさび状にえぐれ
くさび状欠損（楔形欠損）を起こします。放置してしまうと、歯周病や象牙質知覚過敏症などを引き起こします。
 
これらの症状は日常生活に支障をきたすだけでなく、歯や顎の健康を長期的に損なう可能性があるため、早期に対策を講じることが重要です。
 
 

2. 歯ぎしり・食いしばりにおけるボトックス治療のメリットと効果

ボトックス治療は、歯ぎしりや食いしばりの改善において以下のようなメリットがあります。
 

①筋肉の緊張を効率的に緩和

咬筋にボトックスを注射することで、過剰に活動する筋肉をリラックスさせます。これにより、歯ぎしりや食いしばりによる力が弱まり、症状が軽減される可能性があります。

②歯や顎関節への負担を軽減

筋肉がリラックスすることで、歯や顎関節にかかる負担が減少し、摩耗や関節の痛みの進行を抑える効果が期待されます。

③短期間で効果を実感

治療後1〜2週間で筋肉がリラックスし始め、徐々に歯ぎしりや食いしばりの症状が軽減されます。
 
さらにボトックス治療は、歯ぎしりや食いしばりの症状を軽減し、以下のような効果を発揮します。
 

①歯の保護

過剰な力が抑制されることで、歯の摩耗や亀裂、破損のリスクを軽減します。長期的には、歯の健康を維持する助けとなります。

②頭痛や肩こりの軽減

筋肉の緊張が緩むことで、顎周辺から首や肩にかけての筋肉がリラックスし、慢性的な頭痛や肩こりの改善が期待できます。

③睡眠の質の向上

夜間の歯ぎしりが減少することで、睡眠が妨げられることが少なくなり、結果的に睡眠の質が向上します。
 
ボトックス治療は、歯ぎしりや食いしばりによる症状を軽減するだけでなく、全身の健康や生活の質を向上させる効果が期待できる治療法です。
 
 

3. 歯ぎしり・食いしばりにおけるボトックス治療の注意点と副作用

ボトックス治療は歯ぎしりや食いしばりの改善に効果的な治療法ですが、以下のような注意点もあります。

①症状の根本的な改善にはならない場合がある

ボトックス治療は筋肉の緊張を抑えることで症状を緩和しますが、ストレスや生活習慣が原因の場合は根本的な改善にはつながりません。併せてストレス管理や噛み合わせの調整が推奨されます。

②効果の持続期間が限定的

ボトックスの効果は約3〜6ヵ月と一時的なため、持続的な症状管理には定期的な施術が必要です。費用や通院頻度を考慮した上で治療計画を立てることが重要です。

③適用対象に制限がある

妊娠中や授乳中の方、ボトックス成分にアレルギーがある方、神経筋疾患を持つ方には治療が適さない場合があります。歯科医師と十分に相談することが必要です。
 
さらに、ボトックス治療によって、以下の副作用が出る場合があります。

①局所的な腫れや違和感

一般的には数日以内に治まることがほとんどですが、注射部位に軽い腫れや赤みが現れる場合があります。また、施術直後に一時的な違和感があることもあります。

②噛む力の低下

咬筋の活動が抑制されることで、硬い食べ物を噛む際に力が弱く感じる場合があります。この効果は一時的で、日常生活に支障をきたすことは稀です。

③薬剤アレルギーのリスク

ごく稀にボトックスの成分に対するアレルギー反応が起こる場合があります。過去にアレルギー反応を経験した方は、必ず事前に歯科医師に伝えてください。
 
 

4. 西新宿の歯医者 新宿ウエストゲート歯科のボトックス治療

西新宿の歯医者 新宿ウエストゲート歯科では以下の治療を行っています。

＜ボトックス治療の対象症状＞

①歯ぎしり

ボトックス治療の費用は、両側の咬筋への注射で、初回33,000円（税込）となります。
継続的に処置が必要となり、2回目以降は22,000円（税込）となります。
効果の程度による保証は致しかねますのでご了承ください。全額医療費控除の対象となります。

②人中短縮

鼻の下を短くする効果が期待されます。

③ガミースマイル

笑うと歯茎が大きく露出し笑顔に審美障害が発生しているのを防ぎます。

④梅干し顎

顎のしわの改善が期待されます。

＜新宿ウエストゲート歯科の歯ぎしり・食いしばり治療法＞

①就寝中の歯の保護にナイトガードを作成

就寝中の歯ぎしりや、噛み締めから歯を守るために、「ナイトガード」という、夜にはめるマウスピースを装着し物理的に保護する方法があります。
健康保険で対応できます。

②ボトックス注射

強く噛む原因とされる咬筋の力を化学的に弱めて上げる方法です。
それをボツリヌストキシン療法、いわゆる商品名で知られるボトックス療法です。
美容外科ではエラボトックスと言われアゴのエラ部分を小さくします。
効果がある程度高いのですが保険外診療となります。ただし、歯科では歯ぎしり治療で行うため医療費控除の対象となります。
歯ぎしりや食いしばりに対するボトックス治療は、筋肉の緊張を和らげることで症状を軽減し、歯や顎への負担を減らす効果的な手段です。
一方で、効果が一時的であることや副作用のリスクがある点を理解し、歯科医師と十分に相談することが重要です。
 
新宿西口・西新宿の歯医者 新宿ウエストゲート歯科では、一人ひとりに合った治療法をご提案しています。
新宿区西新宿でボトックス治療を検討している方や、歯ぎしり・食いしばりにお悩みの方は、新宿ウエストゲート歯科までご相談ください。