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インプラント

インプラントの治療方法とは?手術の流れや治療の注意点を解説

▼目次

1. インプラント治療の方法と手順

2. インプラントの構造と素材の種類

3. インプラント手術の流れ

4. インプラント治療の注意点と対処法

 
インプラント治療は、歯を失った方にとって自然な見た目と噛む機能を取り戻すための治療法です。
今回は、インプラント治療の方法や手順、手術の流れ、注意点について詳しく解説します。
インプラント治療を検討している方や興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
 

1. インプラント治療の方法と手順

インプラント治療は、失った歯の代わりに人工の歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯(上部構造)を装着する治療法です。
治療は以下の手順で進行します。

➀診察と治療計画の立案

初診時に、口腔内の状態や全身の健康状態を確認します。
歯科用CTやレントゲンを使って顎の骨の量や質を確認し、インプラント治療が可能かどうかを診断します。

➁治療計画の説明

診察結果に基づき、患者さんに適した治療計画を立てます。
使用するインプラントの種類、手術の方法、治療期間、費用について詳しく説明します。

➂インプラント手術前の治療

手術の前に、むし歯や歯周病など他の口腔内トラブルがあれば治療を行います。
骨の量が不足している場合は骨を増やすための骨造成手術を行うことがあります。

➃インプラント埋入手術

インプラント体を顎の骨に埋め込む手術を行います。局所麻酔を使用し、痛みを最小限に抑えながら進めます。

➄治癒期間

手術後、インプラント体が骨としっかり結合するまで3~6か月の治癒期間が必要です。この期間中は仮歯を使用する場合もあります。

➅上部構造の装着

骨との結合が確認されたら、インプラント体の上に人工の歯(クラウン)を装着して治療が終了します。
 
 

2. インプラントの構造と素材の種類

<インプラントの構造>

インプラントは、以下の3つの主要なパーツで構成されています。

➀インプラント体

チタン製の人工歯根で、顎の骨に埋め込まれる部分です。骨と結合することでしっかり固定されます。

➁アバットメント

インプラント体と人工歯をつなぐ中間部品で、土台の役割を果たします。

➂上部構造(クラウン)

実際に見える人工の歯で、セラミックやジルコニアなどの素材が使用され、天然歯に近い見た目と機能を再現します。

<インプラントに使用される素材の種類>

➀チタン

インプラント体の主流素材であり、耐久性に優れています。金属アレルギーを起こしにくい点も特徴です。

➁ジルコニアアバットメント

アバットメントやクラウンに使用されることが多い素材で、審美性に優れています。特に前歯など見た目が重要な部位で選ばれることが多いです。
 
また、切開をするものとガイドを使用しホール形成するものとあります。
 
インプラントの素材の選択は、治療する部位や患者さんの希望、審美性、耐久性、費用などによって異なります。
また、金属アレルギーの懸念がある場合には、ジルコニア製のインプラントが推奨されることがあります。
 
 

3. インプラント手術の流れ

インプラント手術は以下のステップで進行します。

➀局所麻酔の実施

痛みをできるだけ抑えるため、手術部位に局所麻酔を施します。
不安が強い場合は、静脈内鎮静法を併用することもあります。

➁インプラント体の埋入

歯ぐきを切開し、顎の骨にドリルで穴を開けてインプラント体を埋め込みます。
一般的な手術時間は1~2時間程度です。

➂縫合

インプラント体を埋め込んだ後、歯ぐきを縫合します。

➃治癒期間

骨とインプラント体が結合するのを待ちます。この期間中に仮歯を装着して日常生活を快適に過ごせるよう配慮します。

➄アバットメントの装着

治癒期間が終わった後、インプラント体の上にアバットメントを装着します。

➅上部構造の取り付け

最終的に人工の歯(クラウン)を取り付けて治療が終了します。
 
 

4. インプラント治療の注意点と対処法

インプラント治療の注意点と対処法を以下に説明します。

➀歯ぐきの炎症(インプラント周囲炎)

インプラント周囲の歯ぐきが炎症を起こす「インプラント周囲炎」は、進行するとインプラントが脱落する原因になります。
主にプラークの蓄積が原因で発生します。

対処法
・毎日の歯磨きに加え、インプラント専用の歯間ブラシやデンタルフロスを使用して歯周ポケットの清掃を徹底しましょう。
・喫煙はインプラント周囲炎のリスクを高めるため、可能な限り禁煙を心がけてください。

➁噛み合わせの調整

治療後に噛み合わせが適切でない場合、インプラントに過剰な力がかかり破損や脱落の原因となることがあります。

対処法
・治療後も定期的に噛み合わせのチェックを受け、必要に応じて調整を行います。
・違和感があったら我慢せず早めに歯科医院に連絡し、調整を依頼してください。
・夜間の歯ぎしりが原因の場合は、ナイトガード(マウスピース)の使用を検討することが推奨されます。

➂全身の健康状態の影響

糖尿病や喫煙などの全身的な健康状態が、インプラントの成功率に影響を与える場合があります。
対処法
・持病がある方は、治療前に必ず歯科医師に申告し、適切な治療計画を立てましょう。
・喫煙者は禁煙を検討することで、治癒期間を短縮し、治療の成功率を向上させることが期待できます。
・定期的な健康診断や血糖値の管理を徹底することも、インプラントの健康維持に重要です。インプラント治療は、失った歯の見た目や機能を取り戻すための効果的な治療法です。

新宿ウエストゲート歯科では、患者さん一人ひとりに合わせた治療計画を丁寧に立案し、安心して治療を受けられる環境を提供しております。
新宿西口でインプラント治療についてご不明点やお悩みがございましたら、新宿ウエストゲート歯科へご相談ください。
 
 


監修
 新宿ウエストゲート歯科
院長・歯科医師 唐澤 一豊


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