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インプラント治療後にMRI検査は受けられる?影響と対処法を解説

▼目次

1. インプラント治療後にMRI検査やCT検査は受けられる?

2. インプラントとMRI検査が互いに及ぼす影響とは

3. インプラントが理由でMRI検査を断られたときの対処法

4. MRI検査が受けられない可能性があるインプラントとは?

 

インプラント治療を受けた後、「MRI検査やCT検査を受けても大丈夫?」と不安に思う方もいるでしょう。
また、将来的にこれらの検査が必要になった場合、「インプラントが悪影響を及ぼすのでは」と心配になることもあるかもしれません。
今回は、インプラントとMRI・CT検査の関係や注意点、問題が起きた場合の対処法について詳しく解説します。
 

1. インプラント治療後にMRI検査やCT検査は受けられる?

インプラントは、主に医療用のチタンが使用されています。
この素材は人体に馴染みやすいだけでなく、MRI検査やCT検査に対しても影響が少ないとされています。
以下にそれぞれの特徴を解説します。

➀MRI検査

医療用チタンは非磁性体であるため磁力がなく、通常のMRI検査では磁場の影響を受けにくいとされています。
そのため、多くの場合、MRI検査が可能です。

➁CT検査

CT検査では金属が映り込むことがありますが、診断に大きな支障をきたすケースは稀です。
画像に金属アーチファクト(映像の乱れ)が生じる場合、歯科用CTなどの精密な機器を利用することで対応可能です。
このように、どちらの検査もインプラントがあるからといって検査を拒否されることはほとんどありませんが、事前に医師へ治療歴を伝えるようにしましょう。
 
 

2. インプラントとMRI検査が互いに及ぼす影響とは

インプラントとMRI検査の関係をより詳しくみてみましょう。
これらの検査が互いに影響を与えるリスクは非常に少ないですが、知っておくべきポイントを以下に解説します。
 

➀MRI検査がインプラントに与える影響

チタン製のインプラントは、MRIの磁場の影響で動いたり、熱を発したりする可能性はほとんどありません。
ただし、一部の古いインプラントや特殊な素材の場合は影響がでることもあるため、インプラントの素材を事前に確認しましょう。

➁インプラントがMRI検査に与える影響

インプラントの金属部分が画像に微妙な乱れを生じさせることがありますが、検査結果全体に大きな支障を与えるケースは少ないです。
検査部位に応じて、医師が適切な調整を行うことができます。
 
頭部や首に近い部位のMRI検査を受ける際には、必ず医師にインプラントの存在を申告しましょう。
また、治療を受けたクリニック名やインプラントの製品情報を伝えるとスムーズにMRI検査を受けることができます。
 
 

3. インプラントが理由でMRI検査を断られたときの対処法

稀なケースですが、インプラントがあるためにMRI検査を断られることもあります。
その場合の対処法を以下に解説します。
 

➀インプラントの詳細情報を入手

インプラントの治療を受けた歯科医院に問い合わせ、インプラントの素材や型番に関する詳細情報を入手します。
この情報を元に、主治医と相談して解決策を見つけましょう。

➁代替検査の検討

必ずしもMRIが必要でない場合、CT検査や他の検査方法を提案されることがあります。
主治医と相談して、最適な検査方法を選択しましょう。

➂MRI検査を受けられる別の医療機関を探す

インプラント対応のMRI機器を持つ病院や専門機関を探してみましょう。
金属アーチファクトの軽減機能を持つ最新機器を導入している病院であれば、MRI検査が受けられる可能性が高くなります。
 
 

4. MRI検査が受けられない可能性があるインプラントとは?

インプラント治療を受けた後でも、MRI検査を問題なく受けられることがほとんどです。ただし、特定の条件下では検査が難しくなる場合があります。MRI検査が制限される可能性のあるケースについて、以下に解説します。
 

➀オーバーデンチャーを使用している場合

オーバーデンチャーとは、残存歯やインプラントを支えとして、固定するタイプの入れ歯です。
このタイプの入れ歯は、従来の入れ歯よりも安定感が高い点が特徴ですが、支えとなるインプラント部分に磁石を使用している場合、MRI検査に影響を及ぼす可能性があります。
ただし、磁石を使用していないオーバーデンチャーの場合は問題なく検査を受けることができます。
MRI検査が必要になった際にスムーズに対応できるよう、治療時に磁石が使用されているかどうかを確認しておきましょう。

➁歯科以外の領域でインプラントを使用している場合

歯科以外の分野で使用されるインプラントには、ペースメーカーや人工内耳、磁石製の義眼などが含まれます。
これらのデバイスは強い磁力の影響を受けることがあり、安全性の観点からMRI検査が受けられない可能性が高くなります。
さらに、人工心臓弁や脳動脈クリップ、ステント、コイル、人工関節などの医療機器も、材質によっては検査に影響を及ぼす可能性があります。
MRI検査前に主治医と相談し、該当するデバイスがMRI検査に適しているか確認しておくことが重要です。
 
インプラント治療を受けた後でも、多くの場合、MRIやCT検査を受けることが可能です。
医療用チタンの安全性は高く、検査への影響もほとんどありません。
ただし、検査時にはインプラントの存在を必ず申告し、主治医と情報を共有することが重要です。

新宿ウエストゲート歯科では、一人ひとりに合った治療法をご提案しています。
新宿区西新宿でインプラント治療や検査に関するお悩みをお持ちの方は、新宿ウエストゲート歯科までご相談ください。
 
 


監修
 新宿ウエストゲート歯科  院長・歯科医師 唐澤 一豊


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